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データ編集

3Dプリンターによるモデル製作では3Dデータが不可欠となりますが、医療現場において必ずしも3Dデータを用意することが出来るとは限りません。そのような場合でも、CTやMRIで得られたDICOMデータをご用意頂ければ、精密な3Dデータをお作り致します。
DICOMデータから3D・CADデータへ変換

DICOMデータ出力について

近年のCT/MRIではDICOMデータ出力が標準となっています。対象部位によりますが、1~2mmピッチのスライス画像をいただければ再現性の高いモデルが製作できます。 歯科用CTについては、スライス画像が細かすぎるため、画像の間引き調整が必要です。銀歯、金歯などがある場合、撮影時にアーチファクトが発生するため、画像に乱れが生じます。
※注意点
あくまでもCT/MRIに撮影されている範囲での3Dデータになります。骨密度の関係でCTに関心領域が写っていない場合があります。最終チェック時に関心領域が写っているかどうかをご確認ください。
金属をCTスキャンするとアーチファクトが発生する

DICOMとは

DICOM(ダイコム)とは、Digital Imaging and COmmunication in Medicineの略で、医療用画像の保存や通信に用いられている世界標準規格の名称です。CTスキャンやMRI、CR、内視鏡、超音波などで撮影した医療用画像のフォーマットと、それらのデータを扱う医療用画像機器間の通信プロトコルに対する標準規格として、DICOMは非常に多く利用されています。1985年に米国放射線学会 (ACR) と北米電子機器工業会 (NEMA)が制定した規格を原型に開発が進み、1993年、DICOMと改称され標準的規格として用いられるようになりました。日本においても、1999年に旧厚生省によって標準規格として正式に認められています。 JMCでは、CTスキャンやMRIで撮影されたDICOMデータを用いることで、高精度の医療用モデルを製作することが可能です。 対象部位によりますが、1~2mmピッチのスライス画像をいただければ再現性の高いモデルが製作できます。

データ編集ソフト『mimics』について

mimicsとはDICOMデータから精密な骨格や臓器の形状を構築するソフトであり、断面画像と側面画像の両面から画像処理を行うことで、金歯やペースメーカー等の金属製品による乱れを抑えたよりスムーズな3Dデータ出力が可能です。
アーチファクトなどで発生した画像のノイズをmimicsで除去できます

さらに微細な形状の表現について

軟組織の複雑で微細な形状の全てを、測定データから製作することは困難です。そのような形状を表現したい場合、完成した3Dデータに対して、さらに編集用ソフトウェアで加工を加える事が必要になります。JMCでは、ペン型デバイスである『Geomagic Touch』とスカルプト系モデリングツールである『Geomagic freeform』などを活用することで、軟組織などに実際にあるシワや突起などを微細な形状を再現しています。
複雑な形状をペン型編集用ソフトウェアfreeformで編集
freeformで編集して、微細な形状のデータ作製をした画像
freeformで編集する前のデータ
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