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医療モデル作製事例一覧

術前シミュレーション -顎変形症-

顎変形症への3Dプリンターの活用

顎変形症とは顎の骨の形状や大きさなど複数の要因により、かみ合わせに異常をきたし顔面が変形してしまう状態をさします。
食べものを噛むことで痛みを感じるようになり、痛みをさけるために片方の歯で噛み続けてしまいます。片方の顎に負荷がかたよることによって骨が変形してしまいます。症状が悪化すると、日常の会話にも支障をきたす場合があります。 このように、顎の骨が変形してしまい、歯列矯正だけでは治らない噛みあわせの症状を外科手術と組み合わせることにより改善することができます。
術前におこなわれるシミュレーションに使われるのが3Dプリンターで造形したモデルです。近年、CT装置の普及と撮影技術の進歩により3Dプリンターで出力した模型によるモデルサージェリーが多く行われるようになりました。
(下顎の骨切り術、上顎骨骨切り術、オトガイ形成術)
3Dプリンターで造形された顎変形症模型

モデルサージェリーとは

CT撮影から3Dデータ化されたデータを3Dプリンターで出力 患者さまの術前をCT撮影し、断層画像を3Dデータ化します。その3Dデータを3Dプリンターで造形し、手術前にシミュレーションすることをモデルサージェリーと言います。患者さまご本人から断層データを取得し造形することで、実際の状態に即したモデルが造形できます。

CT撮影から3Dプリンター出力まで

DICOMデータから3D・CADデータへ変換
CT撮影で得られたDICOMデータをmimicsに読込みます。
金属などで発生するノイズ(アーチファクト)を除去します。
3Dデータ化し、画像またはデータにて関心領域が再現されているか
お客さまに確認をとらせていただきます。
※医療ワークステーションから直接STL出力が可能な場合、上記の工程はなくなります。
3Dプリンター出力

▶︎ mimicsについてはこちら

3Dプリンターを使った医療モデル出力

術前シミュレーションモデル事例

3Dプリンター出力
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