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医療モデル受託

術前シミュレーション -移植手術-

光造形モデルを用いた歯の移植シミュレーション

ゆとり歯科医院 さま

従来、歯の移植手術ではレントゲンやCTなどを用いて、親知らずなど移植する歯の形状を確認し、手術時に移植先の顎骨や移植する歯を削る必要がありました。この際、移植歯を移植先の部位に何回も抜差しすると、歯根膜と呼ばれる部位が傷むため、移植後の定着率が低くなる傾向にありました。

患者さまの親知らずと同じ形状のモデルを製作

親知らずを用いた歯の移植手術のイラスト
移植歯として用いる親知らずをCTスキャナで撮影、3Dデータとして再構成して光造形で精巧な立体モデルを製作します。CTやMRIで取得した画像は3Dデータ化することができ、光造形を用いて立体モデルとして製作することができます。

移植前に噛み合わせを立体モデルで検証

親知らずを移植するために削っているイラスト
従来、手術では噛み合わせ調整のため、歯を削る必要がありました。特に、冷凍した歯の移植では、移植後に歯を削るしかありませんでした。しかし、光造形で精巧に再現されたモデルを使えば、移植前に噛み合わせや歯の削り方を検証することができます。

ゆとり歯科医院さまのお声

光造形モデルは移植する歯と同じ形状を寸分の違いなく再現できます。このモデルを使用して事前に移植手術のシミュレーションを行えば、歯(歯根膜)損傷のリスクを軽減することができます。これにより移植の成功率を高めることが可能になりました。

歯の移植・再植センター所長

ゆとり歯科医院院長 羽田 裕二 様

ゆとり歯科院長羽田裕二様

光造形品をこのように利用しております。

上顎顎骨および智歯の光造形により、今まで不可能と考えられていた前歯部への移植が可能となりました。 患者さまは19歳男性で、自転車転倒により前歯2本を欠損した方です。小臼歯等の移植を検討しましたが、矯正医より難しいと判断され、埋伏智歯の移植の可能性しかなく、光造形のシミュレーションで可否を判断しました。家族、ご本人の了承を得て移植し、前歯の形態を修復でき、その後の経過も良好です。

光造形を用いてシミュレーションされた歯の移植治療
ゆとり歯科医院WEBサイト
歯の移植・再植センターWEBサイト

術前シミュレーションモデル事例

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