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医療モデル受託

術前シミュレーション -インプラント治療-

インプラント治療に3Dプリンターを活用

インプラントとは何らかのアクシデントにより失われた歯を外科手術によって人工歯根に置き換える治療です。歯の治療をおこなう場合、歯列模型を使うことが多くあります。歯列模型は患者さまの歯型をとり、石膏などに反転し模型を作製します。この方法のメリットは、患者さまから直接歯型をとり反転するため高精度な模型をとることができます。反面、上顎骨・下顎骨などの骨の形状(骨格)は皮膚や歯肉があるため把握することはできませんでした。インプラント治療は骨に人工歯根を埋入する手技のため、骨の形状や質量などを詳細に把握する必要があります。
近年は歯科用CTや医療用CTの進化と普及により、患者さまご自身のデータ(歯列と骨格)を取得することが出来るようになりました。CT撮影で得られたデータを加工し3Dプリンターで出力することにより術前のシミュレーションを実物大モデルでおこなえるようになりました。実物大モデルを手にすることでCAD画面上では不可能なフィット感などを治療チームで共有することにより、高度な治療計画を練ることができます。
歯列CTイメージ画像

インプラント治療における3Dプリンター活用のメリット

インプラントの埋入する深さや角度などを事前に確認することの 大きなメリットとして以下の4点があります。
  • 治療時間の短縮
  • 治療精度の向上
  • 審美性の向上
  • 患者さまへの負担軽減

3Dプリンター出力モデルの用途

  • モデルを確認しチームで治療計画の策定
  • インフォームドコンセント
  • 埋入するインプラントの収まりを確認
インプラントを再現した3Dプリンターで出力されたシミュレーターモデル

CT撮影から3Dプリンター出力まで

DICOMデータから3D・CADデータへ変換
CT撮影で得られたDICOMデータをmimicsに読込みます。
金属などで発生するノイズ(アーチファクト)を除去します。
3Dデータ化し、画像またはデータにて関心領域が再現されているか
お客さまに確認をとらせていただきます。
※医療ワークステーションから直接STL出力が可能な場合、上記の工程はなくなります。
3Dプリンター出力

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3Dプリンターを使った医療モデル出力

術前シミュレーションモデル事例

3Dプリンター出力
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